ピンズ製作のお問い合わせ・ご相談は

ノベルティー、資格章、記念章…
お客様とピンズファクトリーの
コラボレーションの軌跡

ピンズファクトリーは1990年の創業以来、オリジナルデザインのピンズ製作を続けてきました。現在では年間約4500デザインのピンズを製作しています。これまでの間に、ピンズ製作に求められるお客様の要望やピンズの用途はどう変わり、ピンズファクトリーはどう対応してきたのでしょうか。その過程と背景を、スタッフ3人が語ります。

> 資格章とは?

■スタッフプロフィール
スタッフN
(クライアントパートナー)1999年12月入社。社内にクライアントパートナーが4人しかいなかった頃からのベテラン。
スタッフW
(デザイナー)2002年のサッカーワールドカップによる繁忙に備えて2001年にアルバイト入社。その後正式に入社。
スタッフW
(デザイナー)2005年入社。それまでにない若手としてデザイン室に入り、活躍。音楽やアートなどカルチャー好き。

お客様からの要望が多様化して
ピンズの表現も豊かに

―― お客様から依頼されることで、以前と最近で変化してきたことはありますか?

スタッフW

昔はノベルティとしてのピンズ製作がほとんどでした。数千個、数万個単位で発注をいただくこともめずらしくなく、その使われ方も、不特定多数の人に配る「ばらまき」のための依頼が多かったと思います。

スタッフS

デザインでは、以前はお客様の方ですでに「これで作りたい」という希望のビジュアルを持っていらっしゃる場合が多く、仕上がりについても、仕様によるイメージの違いをじっくり検討されるケースは少なかったです。

―― 最近はビジュアル表現や、仕様によるイメージの違いを検討されるお客様が増えているのでしょうか?

スタッフS

仕様など作り方に目を向けられるようになったのは、ピンズの役割や効果についてのお客様の認識が深まり、期待が大きくなってきていることも影響しているのではないでしょうか。「こういうイメージのピンズをつくることは出来ますか?」といったアイデアを持ちかけてこられる方も多くいらっしゃいます。より良いものを作るために、デザインや仕様を少しずつ固めていくといったやりとりが増えています。

―― デザインそのものの傾向に、以前と違いはありますか?

スタッフS

たとえば社章でいえばたいていその会社のロゴマークをピンズにしますが、最近はロゴのデザインにグラデーションが使われているなど、表現が豊かになっています。そうした複雑なデザインを表現するために、「ピンズの工法」も進化してきました。CI(コーポレート・アイデンティティ)がしっかり規定されているお客様にももちろん忠実にお応えできます。

スタッフW

私たちが提供しているピンズのさまざまな仕様や工法は、お客様に育てられてきたという面もありますよね。代表的なスタンププレス工法など金属の凹凸に着色してつくることに加え、いまでは金属に直接プリントすることも普通になり、さらにはスタンププレスとプリントを組み合わせて複雑で繊細なデザインを表現する工法も定番になっていますが、これらは最初から私たちが技術として持っていたわけではありません。お客様からお聞きしたご要望に対して、試行錯誤を重ねながら対応し、少しずつ実現できるようになり、実績を積み上げてきたものです。
お客様への提案の際には、それぞれの特色を説明しながら、落ち着いた金属感や重厚感、あるいは柔らかさや色の再現性など、「デザインのどういうところを優先されますか?」といった話し方をしています。

―― お客様のニーズが多様化して、ピンズの表現も豊かになってきたのですね。

資格章・認定章・記念章へ、広がるピンズの用途

―― お客様からのご要望で、「ピンズをこのように使いたい」といった用途についても広がってきていますか?

スタッフW

最初にも言いましたが、昔はノベルティーとしての用途が多く、いまは普通になっている資格章や認定章を求められるようになったのは、ここ何年かからだったと思います。

スタッフN

資格自体がブームにもなりましたよね。「えっ? そんなものにまで資格が?」と思うようなものがあったり。

―― たとえば?

スタッフS

おもしろいところでは戦国武将に関する検定の資格章や、地方都市にまつわる検定の資格章などを作りました。

スタッフW

社内で資格制度を取り入れて、それを証明するピンズを作ったり、何かの成績優秀者の表彰にピンズを添える会社も増えてきたように思います。

スタッフS

社内表彰をするときに、よく、楯なりトロフィーなり既製のものに名前を入れて贈られたりしますが、それはオリジナルのものを作るという選択肢がなかったからではないでしょうか。
ピンズはオリジナルのものを1個から作れますが、それを知らなかった方も、できると知ると「作ってみよう」となると聞きます。

スタッフN

世界で1つしかないものを自前で作れることに価値を感じていただけるお客様もたくさんいます。

スタッフW

オリジナルのものでありながら、ピンズはそれほどコストがかかりません。複数の資格章を作る場合も、スタンププレス工法やエッチング工法で使う金型をたくさん作ってしまうとコストがかかりますが、先に述べたように、スタンププレス工法やエッチング工法とプリント工法を組み合わせる新しい技術を使えば、たとえば1つの金型をもとに、資格の名称部分などをプリントで差し変えて、同じデザインで複数の種類の資格章を作ることも可能です。工法の工夫でコストを抑えることができます。

スタッフS

成績優秀者に贈る記念章でも、金・銀・銅と同じデザインで異なる種類のピンズを作るお客様もいらっしゃいますね。

―― そうした記念章のデザインや仕様を考えるときに気をつけていることは?

スタッフS

お客様の希望を優先することが何よりも大切ですが、定石として、表彰の意を込めた記念章は栄誉の証であり、付けた人を敬うものなので、「質感」を表現することを大事にしています。ですので基本的には、金属表現に力強さや重厚感を醸すように仕上げることを目ざすのがいいのではないかと考えます。工法で言えばスタンププレスが最初の候補にあげられます。凹凸があったほうが高級感があり、「付けていて誇りが持てる」といった声をいただくことも多くあります。

―― 製作の意図とともに、もらった人の気持まで考えることが大切なんですね。

スタッフS

実際にどのように使うのかも関係してきます。たとえばどこかに飾っておくことがメインなら、多少大きめにデザインしますが、襟元に付けるなら、それに合ったサイズの調整が必要です。 また、付ける方がどのようなことをされるか…たとえば製造業の現場でよく動く方であれば、少し丈夫なアタッチメントをご提案します。

―― だから弊社の見積りフォームはサイズや個数よりも、まず「何に使うのですか?」ということを書いていただいているのですね。使われ方やシチュエーションによって適切な仕様が変わってくる、それをご提案すると。

スタッフW

サンプルをお送りすることにも意味があり、お客様が最初に作ろうとしていたイメージがあったとしても、それと異なるサンプルを見ながら話をしていると、「なるほど資格章ならこっちの仕様の方が質感があっていいかな」と、ご要望が変わる場合もあります。

―― そうして選んでいただいて、作って、喜んでもらえればこれほどうれしいことはありませんね。クライアントパートナーのWさんはお客様とそうしたコミュニケーションを重ねて製作に至れば達成感も得られますが、デザイナーのSさんやNさんは、どのようなところで達成感や満足感を得ているのですか?

スタッフS

まず、自分たちの提案したデザインや仕様が選ばれるとうれしいです。そして実際に作って完成したピンズを見ると、「あぁ、出来たんだな」と実感がわいてきます。さらにそれがリピートされると、満足していただいていると感じ、製作者冥利につきます。

スタッフN

私は好きなアーティストや興味をもっていたイベントに関連した仕事ができるとうれしいです。最近は、大きな展覧会のグッズとしてピンズを作りました。絵本作家のディック・ブルーナのピンズ製作をお手伝いしました。そうしたカルチャーに関わることがもともと好きなので。

―― Nさんには以前、こだわりの強いお客様との仕事がうれしいと聞いたこともありますが。

スタッフN

あるアーティストさんのように、コンマ数ミリの単位で調整を求めるとか、こだわって作る、そうした仕事の仕方を見ていると、「魂を込めてやっているんだな」と思えて、自分も見習わなければと励まされます。

―― 魂を込めてピンズを製作しているのですね。
きょうの話をまとめると、以前はノベルティーのひとつに過ぎないと思われていたピンズが、だんだんと深く知られるようになり、お客様自身のメッセージをオリジナルで表現することへの関心が高まるにつれて資格証や記念章などいろいろな用途に使われだした。弊社もそうしたお客様のご要望に応えることでピンズの表現がどんどん豊かになってきたと言えそうです。 そして私たちの持っている最良の技術を駆使して「“小さなもの(ピンズ)” にお客様の発する大切なメッセージを“語る力”を与えること」こそ、ピンズファクトリーのミッションです。

スタッフW

5年、10年と長くお付き合いさせていただいているお客様が増え、製作のご相談をいただく回数も多くなっています。ピンズのいろいろな活用の仕方やその効果が、ますます広まってきたと感じます。ご自身のメッセージをオリジナルで表現したいというお客様の期待やご要望に応えられるように、私たちも常に製作スキルをみがき、表現の可能性を追求していきたいと思います。

―― ありがとうございました。





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