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お客様のピンズストーリー

ピンスファクトリーをご利用いただいたお客様に、ピンズの製作に至った経緯や、どのようなメッセージが込められたのかなど、詳しくお聞かせいただく「お客様のピンズストーリー」。今回は、東京都千代田区麹町、皇居の緑を望む素晴らしいローケーションに、本社オフィスを構えられます株式会社ジーベックテクノロジー様にお伺いしました。仕上げ工程「バリ取り」の自動化を進めていらっしゃる取り組みに、ピンズがどのようにお役に立てたのでしょうか。


広大な緑を有する皇居と、その奥にはオフィスビル群。江戸時代から、日本の中枢を担ってきた場所にオフィスはあります。

「バリ取りに光を当てる!」熱い想いに心動かされ

「バリ取りの日」という記念日のピンズを製作される会社様がいらっしゃる…その情報を耳にした弊社マーケティング担当Kは、ユニークなネーミングに興味をそそられ、早速ホームページにアクセスさせていただきました。するとそこには、仕上げ工程“バリ取り”の課題に、真摯に向き合う熱いメッセージが発信されていたのです。これは是非ともお話しを伺いたいと取材を依頼させていただいたところ、営業部マーケティング部マネージャー 服部様にお話しを伺うことができました。

モノづくりに欠かせない「バリ取り」の工程

ピンズファクトリー担当者(以下 スタッフ)

この度は、「バリ取りの日」のピンズをご製作いただきまして、誠にありがとうございました。 御社は「バリ取りの日」を制定されるなど、ユニークな仕掛けづくりで事業を推進されていらっしゃいます。その取り組みをお聞きできるということで、大変楽しみにしておりました。

服部様

ありがとうございます。今回取材をお受けするにあたり、御社ピンズファクトリーさんのホームページを拝見しましたが、いろんな業界・分野で実例があり驚きました。弊社は「バリ取り」というニッチな分野ですので、フォーカスしやすいという面はあるかもしれません。

(左)「バリ取りの日」のロゴ。表面仕上げで使われる逆三角記号からヒントを得て製作されたとのこと。(右)ピンズは、着色は合成七宝+プリント、ニッケルメッキで仕上げさせていただきました。

スタッフ

金属やプラスチック製品を加工する際にできてしまう不要な突起部分“バリ”を取り除く作業が「バリ取り」ですね。弊社のピンズも金型から製作していますので、「バリ取り」の工程は身近にあります。

服部様

もともと「バリ取り」は、ほとんどが手作業で行われていました。単純作業で地味、楽しくないとあまり好まれる作業ではありません。しかし、バリが元で怪我や事故が発生することや、品質に悪影響を及ぼすので、絶対に欠かせない作業となります。

自動化を可能にした画期的なアイディア

スタッフ

御社は、その「バリ取り」を自動化する技術をお持ちとのことですが、どのように事業を展開されていったのですか?

服部様

弊社は約20年前に、セラミックファイバーを用いた金型を研磨する砥石を開発しました。その後、砥石を細くしブラシのようにしてみたらどういうことができるかという発想があり、やってみたところ非常にバリ取りとの相性がいいということがわかりました。

(左)機械に装着された「XEBECブラシ」(右)用途に合わせて、サイズや研磨力など様々なタイプが揃っている

当時、バリは出方やサイズが都度変わるので、自動化はできないというのが常識でした。また自動化といっても、何百万円もする高価な専用機を買って対応するしかありませんでした。

当社が提供する「XEBECブラシ」は、工具ですので機械に取り付けて自動化するという方法になります。つまりドリルなどの工具と一緒に取り付けて、機械上でバリを取ってしまうというのがコンセプトです。お客様がお持ちの機械に取り付けることになります。またブラシなので管理しやすいこともメリットです。 ブラシは様々なサイズや研削力がラインナップされていますで、お客様のご要望をお聞きして、適切な製品をご提案しています。

スタッフ

バリ取りを自動化できるとなると、人の手で作業していたところを効率化できることになりますね。

服部様

作業効率だけではありません。手作業で行うと、どうしても仕上がりにばらつきが出てしまいます。品質を安定させるという点でも、自動化は重要なことだと思います。

成り手がいない?!人材不足やコスト問題解決の糸口に

服部様

また、最近よくご相談いただくのが「新規雇用の難しさ」「人件費の削減」といったことです。例えば、パートの方がバリ取りを担当されていて、その方が定年、または契約更新ができないといった場合、新しい人を探さなければなりません。しかし、やりがいを感じにくい作業ですし、昨今の人材不足もあり、成り手を見つけることが困難になっています。また、中国やアジア諸国とのコスト競争から、人件費の削減といったことも課題となっています。

スタッフ

なるほど。自動化が解決方法の一つとして注目されているのですね。

服部様

そうですね。15年前に、弊社社長がバリ取りを自動化する啓発活動を始め、現在では常識のように受け入れられるようになってきました。しかし、ただ自動化を推し進めるというだけでは課題解決に至るとは思っていません。バリ取りを担当されている方も、会社の品質を担うようなことをされているのに、日の目を見ないといいますか…また、日本の仕上げ工程はトップレベルにあることも知っていただきたいと思っています。というのも、私たちの製品は、海外約40カ国でご利用いただいており売上の7割を占めていますが、日本の品質に対するこだわりがいかに高いかを現場を通して実感しているのです。

(左)バリ取りに密着に関わる表面仕上げにフォーカスする取り組みの一つ「金型磨きコンテスト」(右)今回取材を受けてくださった服部様。コンテストの参加者様のお写真が並びます。

「バリ取りの日」を通じて伝えたいこと

服部様

そんな時、TVのある番組で「記念日を活用するマーケティング」があることを知りました。日本記念日協会に登録することで、オフィシャルに利用し活動することができます。8月10日はすでに「焼き鳥の日」がありましたが、バリ(8)取り(10)の日でも、語呂良く使えるではないかということになりました。

そして、2つのメッセージを込めた日にすることにしたのです。一つは、1年365日、日々地道にこつこつと日本の製品の品質安定化、向上に貢献されている方たちに「感謝する日」にすること。もう一つは、バリ取りの改善ためにどのようなことができるのかという「課題に向き合う日」にすることにしました。

スタッフ

より現場に寄り添い、共に技術の向上と改善を目指されているわけですね。御社の「バリ取り」に対する熱意を感じます。

服部様

実はバリ取りに関わるメーカー同士非常に連携が取れているので、お互いにマーケットを高め合いたいと思っています。マニアックな世界ですけど、皆さん熱いものをお持ちなんですよ。

「バリ取りの日」のイベントでは、バリ取りコンテストを開催。お客様同士の距離も近くなり盛り上がったとのこと。

スタッフ

昨年の第1回「バリ取りの日」イベントに続き、今年もイベントを開催されたとのこと。

服部様

はい。今年は「バリ取りの日」の1ヶ月前7月10日にイベントを実施して、その後1ヶ月間を「バリ取り強化月間」としています。昨年は初めての自主企画・自主開催イベントということもあったので、「感謝をする」ことから始めることにしました。今年は、もう一つの制定目的「改善などに取り組むきっかけを作る」という点にフォーカスを当てました。改善などを意識してもらう期間として、熊本から始まって全国でバリ取りの改善を支援していく相談会を実施しています。

「バリ取りの日」イベントの様子。第2回目の今年は、企業様だけではなくメディアの方も多くイベントに参加されました。

親和性のあるピンズをイベントで利用

スタッフ

今回ご製作いただいた「バリ取りの日」のピンズは、どのようにご利用いただいたのでしょうか?

服部様

弊社全スタッフは社名の入ったお揃いのポロシャツと、このピンズをつけて参加しました。当初胸元に付ける予定だったのですが、襟に付けてみるととても良いアクセントになりました。再現性も良かったので満足しています。

スタッフ

なぜイベントにピンズを活用されようと思われたのですか?

服部様

ユニフォームをつくることは考えていましたが、それとお揃いでこのイベントらしいものはないかと。その時に思い浮かんだのが「ピンバッジ」でした。弊社は金属加工の工程にある「バリ取り」を生業にしていますから、素材はやはり金属にしたいという考えがあったと思います。親和性があると言いますか…。せっかく作るので、繰り返し使えるものがいいのではと思っていました。

社名の入ったポロシャツと共に。襟元のピンズがアクセントになって素敵です!

スタッフ

ピンズを見られた参加者の方は、どのような反応でいらしたでしょうか?

服部様

やはり、イベントのためにオリジナルのものを作っているわけですから、力を入れているんだなと感じていただけたのではないでしょうか。参加者の方には、今年は今治タオルをお配りしました。バリにかけて(笑)そして、現場の方に使っていただけるものをということで。今後は参加者様にもピンズをつけていただくことを検討していきたいと思います。

スタッフ

是非よろしくお願いいたします!イベントの一体感をつくることにお役立ていただけると思います。今後「バリ取りの日」はどのような展開を予定されているのでしょうか?

服部様

2020年のオリンピックイヤーに合わせて、弊社では「デバリンピック」というバリ取りのオリンピックなるものを計画しています。日本だけではなく、世界を相手にバリ取り技術を表舞台に出していきたい。実はそこを目標に「バリ取りの日」のイベントも4年計画で実行しています。オリンピックのように競技性を持たせるために、バリ取りでどんなことができるか現在その内容について検討中です。

スタッフ

世界レベルの取り組みを考えていらっしゃるのですね!今後も御社から目が離せません。私たちの製作するピンズも、その利用価値について今一度、多方面から考えてみたいと思いました。大変に勉強させていただきました。貴重なお時間をいただきいただきありがとうございました!


 

<編集後記>
約15年前バリ取りの自動化というニッチな分野に参入されたジーベックテクノロジー様。そのきっかけは、自社開発製品であるセラミックファイバーの砥石をブラシ状にしてみるという発想からでした。現在では中核事業へと成長され、日本だけでなく世界の国・地域で広く受け入れられています。その背景には、製品をマーケットに投入するだけではなく、現場の声を聴き、共に課題を解決しようとされた同社の姿勢がありました。現場を動かしたその姿勢は “熱い”企業文化となって従業員お一人お一人に受け継がれ、様々な取り組みを生み出されています。日本のモノづくりを支える物語がありました。ピンズがその物語をお伝えできるツールになれたら本当に幸せなことです。

>ピンズファクトリー製作実例「バリ取りの日ピンバッジ」


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