CLOSE UP PINS WORLD vol.22「kamonピンバッジ」 | オリジナルピンバッジ製作　PINS FACTORY (ピンズファクトリー)

柏市への誇りと愛着を醸成する情報拠点

英語の「Come on」と「柏の門」をかけて、「kamon（カモン）」の愛称がつけられました。千葉県柏市で周辺エリアの観光案内や地域の情報を提供されているかしわインフォメーションセンター様は、2019年4月に館内をリニューアルしてイメージを一新。より親しみやすく居心地のいいスペースとなり、ホスピタリティあふれる対応で来館された方をもてなしています。
同センターを「柏への誇りと愛着を醸成するシビックプライド・センター」と位置づけ、既存の情報提供にとどまらず、「独自の視点で市域の新たな魅力創出につながる情報を発掘し提供する」というお考えのもとに企画展やイベントも適時開催。さまざまな活動に取り組む団体や個人の方との関係を深めていらっしゃいます。
地域に関わる人とのつながりを育まれているかしわインフォメーションセンター様が「kamonピンバッジ」を製作されたのは2020年4月、折りしもこの新型コロナウイルスの影響でダメージを受けている柏市内の飲食店を応援するために、地域で立ち上げられたクラウドファンディングの返礼品にするためでした。

市内の飲食店を地域をあげて支援

クラウドファンディングで展開することになった「あすチケ柏！」プロジェクトは、市内の飲食店の方々自らが実行委員会を発足され、地域や柏市のサポートのもと実現しました。コンセプトは「感染症が収束し、柏市内で心置きなく飲食を楽しむことができる日を楽しみに、『食べたつもり』『飲んだつもり』で柏の飲食店を応援しよう！」というもの。食事券の購入や寄付金を募り、各店舗に還元します。
ピンズを返礼品にされたのは、実行委員会に加わっていたかしわインフォメーションセンター様が「シビック・プライドを感じてもらえるもの」としてご提案され決まったとお聞きしました。
アイデアは以前からあったそうで、柏に住んでいる人、仕事をしている人、関わりのある人がアイデンティティを感じられたり、柏への愛を表すアイテムとしてピンバッジはふさわしいと思われていたとのこと。そのお考えがプロジェクト発足のタイミングとコンセプトにマッチしたのです。
前任のご担当者様からお付き合いのあったピンズファクトリーにお声がけいただき、「kamonピンバッジ」が誕生しました。完成品は「あすチケ柏！」に投資していただいた支援者様にお渡しするとともに、同センターで販売もされています。
集まった支援金額は4000万円を超え、地域の結束力、人々の街への思いがはっきりと表れるとともに、窮地に立たされていた飲食店の方々への大きな励みとなりました。
「このピンズはシビックプライドの象徴だと考えています」とご担当者様。「街をよくしたい、地域の人とつながりたいという人の気持ちの表れとして付けてもらいたいです」
柏市のパワーと誇りが「kamonピンバッジ」にしっかりと宿っています。