CLOSE UP PINS WORLD vol.23「湯巡権蔵ピンバッチ」 | PINS FACTORY (ピンズファクトリー)

おだやかな田園に囲まれた 74の源泉をもつ温泉街

　ゆっくりと肩までお湯につかった瞬間、すーっと日頃の疲れがとけていく…。温泉で過ごす極上の時間は、掛け値なしに心身を癒してくれる幸せなひとときです。
　福井県の北端に位置するあわら市は、雄大な日本海となだらかな森林に恵まれた自然豊かな町。観光の基軸である温泉は市内に74本の源泉をもち、「関西の奥座敷」と呼ばれるその温泉街は130余年の歴史を重ねています。旅館ごとに泉質や効能が異なり、足湯や立ち寄り湯などで温泉巡りを楽しめるほか、趣向をこらした庭園と周囲に広がる田園を臨むことができるなど、おだやかな景観も魅力とされています。
　北陸屈指の名湯の町、あわら市の情報を発信し、地域を盛り上げていらっしゃるのが、あわら市観光協会様です。訪れた方へのおもてなしの向上や、県内外からの誘客促進、滞在型観光客の拡大などに日々取り組まれています。
あわら市観光協会様がご活動の中でも力を入れているのが、「あわらファンクラブ」の運営です。あわら市とあわら温泉を愛してくださっているファンやリピーターの方を大切に思いながら、なかなか形で感謝を伝えられていなかったことから2016年に発足。あわらでの旬の楽しみ方情報がたっぷり詰まったお便り「ファンクラブ通信」発行、また会員様限定のキャンペーンやプレゼント企画等を実施しています。
そして常にあわら市を身近に感じていただき、会員それぞれから情報発信していただくことで、あわら市のファンを全国に拡大することを目ざしているのです。そんな「あわらファンクラブ」の会員章として、ピンズを製作されました。

愛されキャラのピンズを 会員章として配布

　あわらファンクラブの会員様は、いわばあわら市の広報担当者。その会員章としてピンズを製作することにした理由は、「ピンズなら性別を問わず常時身につけていただけて、より話題になりやすいと考えたため」とのこと。ピンズファクトリーへのご用命は、「会員番号入りの仕様が可能だったことが決め手になりました」とお話いただきました。
　モチーフは、あわら市のおもてなしの心から生まれたキャラクター「湯巡権三（ゆめぐりごんぞう）」です。親しみのある表情で、頭に温泉の入った湯桶をかぶっている姿は、みんなに愛される愛嬌者の趣。誕生以来、市内のイベントや、福井県の内外であわら温泉をアピールするさまざまな行事に参加しているほか、タオルや文房具、お饅頭や化粧水などあらゆるアイテムに起用されPRに役立っています。ピンズ用にデザインされた湯巡権三は湯気に見立てた「HAPPY」の文字をかかえ、温泉でくつろく幸福感をさりげなく演出しています。
　ピンズファクトリーは、そのあたたかい雰囲気を活かすため、ステンレス材にプリント工法、着色にはプロセスインクを採用してピンズを製作。なごやかさをまとった完成品は、ご担当者さまより、「お届けした会員様がSNSに画像をあげてくださったり、会員以外の方に紹介してくださったりして、新規会員増加につながりました。とにかく湯巡権三くんがかわいいので、前面推しです」とお喜びの声をいただくなど、期待通りの効果を発揮しています。ピンズファクトリーの対応についても「要望に合わせて相談にのっていただき、親切な対応で感謝いたします」と、ありがたいお言葉をいただくことができました。

福井県から全国へ あわら市ファンを拡大

あわら市観光協会様はあわらファンクラブを通して、あわら市を愛し応援したいと思うファンを少しずつ全国に広めつつあります。会員募集を開始して今年で5年。会員数は2570人になりました（2021年7月現在）。会員限定の5周年感謝企画は「あわらへGOGO！」と名付けられ、あわら温泉宿泊割引ほか、さらに計画中とのこと。ホームページやSNSの活用、イベント時に入会申込書を配布するなどにより会員募集も精力的に続けています。ご担当者様の名刺には「あらわファンクラブ会員募集」の文言とともに、入会ページへのQRコードをつけているそうで、思いの強さが伝わります。
　今後の目標をおたずねすると、「まだまだ遠い道のりですが、目ざせ会員1万人！　会員様にはアンケートなどにご協力いただいたり、会員様限定のモニターや魅力ある企画をこれからも実施していき、つながりを築いていきたいと思います」と、ご担当者様。ファン拡大の思いをのせた「湯巡権三ピンバッチ」が日本中の人の手に届けられますように。