ピンバッジ制作実例：千葉県君津市立北子安小学校

大きな願いが宿る小さなバッジは生徒が引き継ぐメッセージツール

何かを伝える役割を担ったアイテムには、感謝の気持ちや催し物の告知・啓発など、様々なメッセージが込められていますが、今回ご紹介するピンズが託されたのは、いじめをなくすという大きな願いでした。ご依頼主は千葉県で2番目に広い君津市の北西部にある君津市立北子安小学校様。この作品は6年生の皆さんが手掛けた卒業制作をベースに製作されたもので、モチーフは同校が進めている「ピンクTシャツ運動」のキャラクターです。

「卒業記念ピンバッジ」と名付けられたオーダーメイドピンズに描かれたのは、胸に「Stop bullying」の文字が入ったピンクのＴシャツを着て、鮮やかなレインボーカラーのマフラーを首に巻いたかわいい女の子のウサギと、緑豊かな北子安の環境を連想させるグリーンのＴシャツを着た男の子のウサギ。運動を指すピンクと地元の自然を表す緑、そして「いじめ撲滅」を象徴する虹色が、正方形のバッジに散りばめられました。

完成品は手描きの味わいとエッジの効いた輪郭を表現するため、工法にスタンププレスとプリントのコンビネーションを使用し、カラーリングにはソフトエナメルと特色を用いた「適材適所」の仕様。誕生までの間に細部を変更するなどの場面もあったものの、当社のホームページをご覧いただいたことがきっかけとなり、全校を挙げての運動にもつながったメモリアルグッズ作りは、オリジナルのキャラクターバッジという形で結実しました。

ご担当者様によればバッジは卒業生と次年度の6年生全員に贈られるそうですが、以降は1年ごとに「いじめ撲滅の意志」を伝えるツールとして引き継がれるとか。「児童の作成したデザインを正確に仕上げていただき、感動の声が聞かれました」と、その品質や出来栄えに関しても大変ありがたいコメントを頂戴することが出来ました。代表児童の方がキャラクターに選んだというウサギはピンバッジに姿を変えてメッセージを発し続けます。

（ピンズファクトリー談）