ピンバッジ製作実例：護衛艦あたご

同じ任務に就く仲間の証は象徴的な姿を忠実に再現したピンバッジ

自国にひとたび有事が起きれば、全力で人々を守るための集団が、私たちの日本には存在します。それは陸・海・空の平和を24時間体制で絶えず注視している自衛隊。そんな国防の要たる組織の中にあって広大な海を活動の舞台とする「海上自衛隊」に所属し、我が国の防衛と治安の維持という重要な任務を帯びた護衛艦あたご様からのご依頼により、メンバー用のオリジナルバッジとして製作されたのが写真の「Mk45mod4」でした。

このピンバッジに課せられた役割は、着用した人の立場を明確にすること。同艦には作品名と同じ5インチの主力対空砲が搭載されており、ピンバッジはこれを操作する射撃員の方々に配布されるもので、作業服や帽子に装着して判別しやすくするのが目的だそうです。モチーフに砲塔そのものが選ばれたのも、視覚的な認識効果を高めるためでした。ネットの検索結果でトップ表示されたことが当社にお声を掛けて下さったご理由だそうです。

直線で構成された砲塔を鮮やかなブルーで仕上げたピンバッジは、下部に「Mk45mod4」の文字が入ったシンボリックな仕様。デザインはお送りいただいた写真をヒントに起こしたものでしたが、ご担当者様によれば「思い通り」だったので特に苦労はなかったとか。完成品は周囲からの反応こそ千差万別だったそうですが、オーダーメイドならではの出来栄えや確かな品質には、ご担当者様を含む射撃員の方々もご満足とのことでした。

あたご型の艦船は映画やアニメをはじめ、小説やゲームにも登場するイージス艦。その甲板に装備された「Mk45mod4」の姿を、そのまま26mmにサイズダウンしたピンバッジは、いわばチームのシンボルといった雰囲気を漂わせ、団結の強化にも大きな効果を発揮しているようです。納品までの対応に「簡潔明瞭で抜群でした」との大変嬉しいコメントを頂戴し、当社も仕事を通じて非常に心地良い緊張感を味わうことができました。

（ピンズファクトリー談）