ピンバッジ制作実例：NPO法人どうぶつたちの病院 沖縄

他のグッズと一緒に販売されて、一番の人気商品と評価されたら、その製作に関わったメーカーは、どんなに誇らしいことでしょう。これぞ「モノづくり」の喜びとも言えますが、そんな良い関係を当社と結んで下さったのが、NPO法人どうぶつたちの病院 沖縄様でした。希少な野生動物の保護活動を展開される皆さんが販売用にご依頼下さった作品は、実物を忠実に再現した「ヤンバルクイナピンバッジ」というオーダーメイドピンズです。

「ヤンバル」は「山原」と書き、沖縄島北部の地域を指す言葉。「クイナ」は鳥綱ツル目に属する鳥類です。国の天然記念物でもある「ヤンバルクイナ」は、山原の貴重な自然もろとも減少傾向にあり、それを食い止めるべく多くの人が動いています。2005年の「やんばるアートプロジェクト」もその1つで、これは地元の野鳥愛好家が取材旅費を負担して芸術家が作品を提供し、そこから保護活動の費用を捻出するという取り組みでした。

バッジのデザインはこのイベントに参加された大田黒摩利さんが手掛けられたもので、完成品はヤンバルクイナの特徴である赤いくちばしや足もクッキリと表現されています。リアルな仕様を6色で鮮やかに仕上げたオリジナルピンズは、合成七宝による優れた品質も大変喜ばれ、「発注から納品まで迅速な対応をしていただき、ありがとうございました」と、ご担当者様からも感謝のメッセージがピンズファクトリーに寄せられました。

約20種類のバリエーション豊富なヤンバルクイナグッズは、ステッカーやポストカードにストラップ・Tシャツ・島ぞうりなど。ピンズはそれらと一緒に国頭村の「道の駅ゆいゆい国頭」や「アダ・ガーデンホテル沖縄」など、ヤンバルクイナの生息地で販売されてダントツ人気とか。売り上げはヤンバルクイナの保護活動に充てられるそうで、ピンズは皆さんの代弁者として立派に働いています。
(ピンズファクトリー談)