ピンバッジ作成実例：Bar Rocking chair

椅子の足元が湾曲で、腰掛けるとゆっくりと優しく揺れるロッキングチェアー。幼い頃、母の腕の中でゆらゆらと揺られていた、そんな感覚が呼びさまされるような座り心地の良さをそのまま空間にしたような場所が、今回ピンズの製作をご依頼下さった京都市下京区のBar Rocking chair様です。有名店で10年間修業を積んだ後、「ゆったりとした寛ぎの空間の中でゆっくりとお酒を楽しんでもらいたい」と地元京都に開店したのが2009年のこと。それから5年、2013年6月に開催された第40回全国バーテンダー技能競技大会で、オリジナルカクテル「Luster」が見事、創作(オリジナルカクテル)部門で優勝を勝ち取りました。

弊社では、以前よりNBA(一般社団法人 日本バーテンダー協会)様のピンバッジを製作させて頂いていますが、そのNBA様のカクテルコンペティションの副賞として授与されたバッジがきっかけとなり、今回のご発注となりました。デザインモチーフはもちろん優勝作品のオリジナルカクテル「Luster」です。「Luster」とは、栄光という意味で、グリーンアップルのカクテルグラスの縁には、白、黄色、オレンジ、赤で彩られたデコレーションが勲章に見立てて飾られています。ピンバッジの製作ではグラスの繊細なラインと名称表記とのバランスやデコレーションの配色などに悩まれたそうですが、「デザイン案をいくつか提案してもらえたため、スムーズに決定することができました。思い通りのものが完成しました」と、喜んで頂けました。

完成品は、「Luster」の詳しいレシピを印刷した台紙に留めて、日頃お世話になっている同業者(バーテンダー)の方へ、受賞のご挨拶とお礼の気持ちを込めて手渡されたそうです。カクテルの細やかな部分まで再現されたオーダーメイドのピンバッジは、レシピ付きだったことも大変好評で、オリジナルカクテルを印象付ける、最適のアイテムになりました。また、2月にはお店が5周年を迎えることもあり、今後はお客様へ記念品としてお渡しする予定だとか。栄光をつかみとった朱玉のカクテルが、ますます評判を呼びそうです。
(ピンズファクトリー談)